お金の歴史 ~ 物々交換 から 紙幣の登場 ~
みなさん こんにちは。
keiです。
本日は お金の歴史 の記事です。
毎日使っているお金ですが
歴史って調べたことってありますか?
調べてみると起源がわかり
便利さを再認識できました。
〈 1 お金がない時代 〉
結論 「 物々交換 」を行っていました。
各集落で猟師や漁師、農夫など
各々が得意分野の食糧を多めに確保し、
必要に応じ不得手な食糧と
交換しました。
食糧以外が交換対象となるもばありました。
この方法は、自分の持っているものを相手が欲しくない場合、
相手のものと交換ができません。
また食糧同士だと、鮮度が異なる・得意分野のものと価値が
合わない問題も出ます。
人々は「物品交換」を行い始めます。
物 々 交換は欲しいもの同士の交換ですが、
物 品 交換は比較的価値が下がりにくい物品
※ 布・塩・貝・砂金(金と銀を配合したもの)など
と欲しいものを交換します。
お金の役割を物品が担うことです。
中国は貝(貝貨)の物品交換が一般的でした。
「財」「貯」「貨」などお金に関する漢字に
「貝」が多く使われているのはこれの影響を受けています。
この物品交換の欠点は、
布や塩、貝は物品交換を行わなくても
製造や入手が可能でした。
砂金は配合率を変えて偽造が容易で
適正な価値での取引が困難でした。
そこで、どの条件でも同じ価値を持った
「 貨幣制度 」を作りました。
最古の貨幣(金属貨幣)は、
紀元前670年頃にアナトリア半島(トルコの一部)のリュディアで発明された
「エレクトロン貨」
最古の紙幣は中国の北宋時代(960年~1127年頃)に作られた
「交子(こうし)」です。
〈 2 お金とは何か? 〉
「物々交換」「物品交換」を経て、「貨幣制度」が始まりましたが、
21世紀に入り経済学者の間では、
「 物々交換や物品交換の発展形として貨幣制度・通貨制度が作られた訳ではない! 」
という説『 新貨幣論 』が浮上してきました。
この「新貨幣論」について、「21世紀の貨幣論」東洋経済社(2014年)のポイントを引用し、貨幣の起源に関する新説をお伝えします。
まず「新貨幣論」は、
貨幣制度はどうやって始まったと考えているでしょう。
「『取引は 債権(請求) と 債務(支払い) から成り立つ』という考え方は
貨幣制度が導入以前からあった」が根底にあります。
具体例として、
ミクロネシアのヤップ島にある「フェイ」という大きな石
取引内容を「記帳」し生活を営んだ
形跡の発見がありました。
フェイは直径が30cmから1mに及び、
貨幣のように取引のたびに受け渡しするのでは
ありませんでした。
実際には冠婚葬祭の贈答品や取引で差額が発生した場合に
『 所有権 』が移転していました。
普段の取引内容は
「 記帳 」で履歴や残価などを管理し、
穀物や家畜を表しており、
それを数え財産を記録したとされてます。
取引のたびにトークンを
管理棚から管理棚へと移動すれば入出庫管理ができ、
棚にあるトークンを数えれば在庫計算ができました。
「物々交換」「物品交換」が行われていた確実な形跡はない過程で、
一定の債権・債務の仕組みは、
貨幣制度が始まる以前からあり、
『 広く交易を発展させるために貨幣制度を導入した 』
というのが「新貨幣論」です。
この考え方では、貨幣は債権・債務の取引や
根拠となる信用取引を具現化したものであることになります。
もちろん現在の「通説」「新貨幣論」のいずれも
研究の余地がありますが、今後通説が入れ替わる可能性もありますね。
〈 3 まとめ 〉
今回の記事はいかがでしたか?
お金は
持ち運びや共通としての尺度として
便利ということを再認識しました♬
今後も ビジネス や 転職 に有益な情報を発信していくので、
よろしくお願いします。